60代女性、高脂血症で通院中です。薬を増やしてから3ヶ月たったので、採血をしてから帰っていただくことになりました。
「それでは今日はこれで終わりです。何か相談したいことはないですか?」
「そうですね。朝、便が緩いんです。」
「あら、そうなんですね。下痢なのかな?」
「下痢まではいかないです。」
「日中も緩くて困るとか。」
「それも大丈夫。」
「夜に目が覚めちゃうとか。」
「それもないです。」
「なるほど、そうしたらそんなに心配なことじゃないみたいですね。そして、すごく困っているってわけじゃないんですね。」
「はい。」
「それじゃあ、放っておきましょう。もっと困るようになったらまた相談してくださいね。」
「はい、わかりました。」
自分の体の何かがいつもと変わってきたら、やはりとても気になると思います。ただ基本、内科医に相談すると、何か薬が出てくる仕組みになっているので、気をつけないとどんどん薬が増えてしまうと思います。
相談していただくことはとても大切なことで、そこから全てが始まるのですが、「何もしないで様子を見る」ことが最も良い選択肢であることも多いと思います。
医者としてもその選択をするのはとても難しいのですが、なるべく納得していただけるように気をつけています。

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