コレステロールが高いと言われたら


コレステロールが高いと心臓血管の病気、特に心筋梗塞や狭心症が増えてきます。
コレステロールが高いといわれると、食事でなんとかしたいのですが、一方でコレステロールは私たちの身体にとって必須な物質なので、食事療法のみで下げるのは、現実的にとても困難です。
治療については、非常に有効な薬剤があり、比較的簡単に良い数値まで持ってくることが可能になっています。
ただ、心臓血管の病気は喫煙や糖尿病、高血圧の有無などの他の要素によってそのリスクが大きく変わってきます。
当院では、非常に高値や一度心筋梗塞になった方を除いては、単にコレステロール値だけで治療を開始せずに、日本動脈硬化学会推奨のアプリを使って10年後の動脈硬化リスクを判定し、その後に治療のオプションを決めるようにしています。まずは実際のデータを持って受診してください。