50代女性、高血圧で治療中です。自宅の血圧は上の血圧で140以下に収まっています。
「血圧はいい感じだと思いますよ。体調はどうですか?」
「問題ないです。」
「何か聞きたいことは?」
「健康診断では、135を越えるとダメって言われるんですけど、どうしてですか?」
「なるほどね、いい質問だわ。血圧についてはどんな血圧の人がどのような未来になるかを追いかけた研究があるのね。日本の久山町研究っていうんだけど、それでは血圧130台と140台では脳梗塞の発症率が4倍になるのよ。なので、140になっちゃいけないわけ。」
「なるほど。」
「でもね、140にならないようにしようというふうにすると、140とか142とかの人は、それでいいかと思っちゃう。これは医者も患者も一緒にそう思うのよ。」
「へぇ。」
「そうすると、140-142くらいの人がすごく増えちゃう、結局目標をクリアできてない人が増えちゃうのよね。なので、135っていう値になりました。科学的には、135以下がベストって言ってる研究はないと思うよ。」
「なるほど、わかりました。」
血圧がある程度以上高くなると、血管の寿命が短くなり、脳梗塞や腎機能不全が増えてきます。
血圧治療が特殊なのは、140を越えると急に障害が増えてくることです。ここのところをしっかり理解しておかないと、不十分なまま血圧治療を続けていくことになってしまいます。
残念な事実ですが、日本で高血圧治療を受けている方の、半分程度しか治療目標を達成されてはいないようです。
もう一度、ご自分の血圧治療を見直してみてはいかがでしょう。

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