· 

やめろと言われて夫婦でやめました


60代女性、企業の健康診断で受診されました。
「そうですね、血圧も心電図も問題ないようですね。」
「よかったです。」
「胸部写真なんですが、少し心臓が小さく見えます。これって、心臓そのものが小さくなるんじゃなくて、肺が壊れて広がってしまって、心臓を圧迫することが多いんです。何か特別な症状はありますか?」
「特にありません。」
「それは良かったです。タバコは吸っているのかな?」
「いえ。」
「それじゃあ、大丈夫かな。これ以上悪くはならないと思いますよ。昔は吸ってたのかな?」
「実は15年ほど前に、先生からやめろと言われて夫婦でやめました。」
「????!、そうなの?」
「はい、先生が前の病院にいる時です。においが本当にわかるようになりました。」
「そうなんですね、僕も良いことをしたんだね。夫婦でやめたんだったら、お金も良かったんじゃない?」
「はい、税金がバカらしくて。」
禁煙することは容易ではないですが、必ず成功させなくてはいけないミッションだと思っています。
私も昔は患者さんに嫌われたくなくて、禁煙を勧めることをあまりしなかった時期もありました。
今回のように、ご夫婦で取り組まれて、そして成功したと言うことは、何より良かったと思います。
私の経験上、やめて後悔した人にまだ会ったことがないので、是非成功させてください。