60代男性、高血圧で治療中です。今日は数日前からの風邪症状で受診となりました。まずは電話での聞き取りからです。
「それでは、咳はあるけど、熱も無いし、ご飯も食べられるんですね。」
「はいそうです、少しだるい感じです。」
「夜も眠れてるんですか?」
「いや、咳で何度か目が覚めてしまいます。」
「そうですか、それはあんまり良い兆候ではないので、それではクリニックの中に入ってもらってレントゲン写真を撮ってみましょう。」
「そうなんですか、よろしくお願いします。」
レントゲン写真を撮ってみると、右の肺の下側に白くなっているところがありました。肺炎の所見です。
「あの、びっくりしたんですが、これは肺炎の所見です。この部分に黒く抜けた管のような画像がありますよね。これは気管支の外側に水分が染み出しているってことです。症状が軽いのにびっくりしました。」
「そうなんですね。私もびっくりです。」
「症状は軽いので、外来で治療できると思いますよ。何日か点滴に通ってくださいね。」
「あした、実家で仕事があるんですけど。」
「それはダメよ、肺炎はいのちを取られる病気だからね。」
「そうですか、交渉の余地なし?」
「はい、ありません。」
治療はうまくいって、すぐに快方に向かっていってよかったです。
病気の重症度を測るのにはいくつかの指標があると思います。
私は、
「熱が39℃以上ある。」
「食事が取れない。」
「夜、寝ていられない。」
「自分で、何か普通じゃない気がする。」
の4つを重くみています。
どれか一つでも当てはまると、より安全を担保できるさらなる検査が必要だと考えています。
皆さんも病気の重症度を考える時には、なにかしらの参考になるかもしれませんね。

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