50代男性、高血圧と心房細動で治療中です。心房細動については、最寄りの専門施設で、抗凝固療法でフォローしようということで経過を見ているところです。
「どうですか、何か変わったことありましたか?」
「はい、カテーテル治療を受けようと思っています。」
「心房細動を治してしまおうということですね。何か苦しかったりしたんですか?」
「いえ、そういうのじゃないんですけど、先日ちょっと肩のところをぶつけたら、ものすごく内出血してしまって。真っ黒になって刺青のようになっちゃたんです。抗凝固療法を続けるのがとっても心配になりました。」
「なるほど、そういうことだったんですね。やはり心房細動は、心臓の機能を少し落としますし、抗凝固療法を続けたくないということも併せて、カテーテル治療も選択肢の一つだと思いますよ。」
「わかりました。私から前回お世話になった先生の診療予約を取ることで良いでしょうか?」
「はい、いいと思います。」
「そして、なるべく早く抗凝固療法をやめたいんですけど、今すぐ止めてはだめですか?」
「なるほど、早くやめたいってことですね。でもですね、カテーテル治療をすると、心臓の中がやけどのようになるんです。そこには血栓がつきやすくなるので、傷跡がよくなるまでは続けないといけないですよ。」
「わかりました、ちょっと残念です。」
動悸や心不全などの自覚症状ない心房細動をどのように治療するかは、医師によって色々と意見の分かれるところかと思います。
ただ、心臓の機能があまり低下していない場合でも、心房細動による塞栓症は可能な限り予防したいと考えると、抗凝固療法は必要になるかと思います。
この方のように、抗凝固療法を続けたくない場合も、カテーテル治療を選択する一つの理由になるかと思っています。

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