50代男性、高血圧で治療中ですが、胸が痛いとのことで、早めの受診となりました。でも見た目は元気そうです。
「そうなんですね、胸が痛い。いつ頃からになりますか?」
「そうですね、数日前からです。体を動かすと痛くて。」
「なるほど、原因は何か思いつきますか?」
「わからないんですけど、暑かったし、足がつったりもしたので、水分不足かと思ったんですけど。あと、腎臓も何か心配で。」
「わかりました。それではまず診察しますね、後ろを向いて痛いところを確かめてみましょう。」
「はい、お願いします。」
「こっち側は大丈夫なんですね。それではこちらかな。」
「あいたたたた!」
左側の脇腹の一部分が、触るとかなり痛いようです。
「あら、痛いところがわかりましたね。ここは肋骨の一番下の部分で、時々傷になることがあるんですよ。基本は肺とか心配な臓器の問題ではないですね。」
「そうなんですね、安心しました。」
「はい、病気じゃなくて、怪我と考えていいと思いますよ。今の場所なら、何もせずに様子を見ていて良いと思います。
胸痛の原因は色々あるのですが、心臓や肺などの重要な臓器の問題ではないかどうかをしっかりと鑑別することが大切です。
基本は、心臓や肺の問題の場合は、胸の上から痛む場所を触れないことがほとんどです。
逆に言えば、触れた場合には今回のように心配ないけがの場合が多いと思います。
ただ、胸痛の場合には、くれぐれも慎重に考えて、一度医師と相談した方が良いと思います。

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