50代女性、当院で肥満治療を行なって半年になります。
「今日の体重が60.5kgなので、もう15kgも減ったことになりますよ。」
「そう、10kgを越えた頃から、周りがざわついてきました。」
「あんまり早いペースがから、私も心配になって前回は採血をしましたが、全く問題なかったです。ともかく元気そうだよね。」
「はい、めちゃめちゃ調子がいいです。もう以前の生活には戻りたくないです。」
「そうなのね、しかし本当にすごいよね。」
「私なんか、医者に『このままだったら糖尿が悪くなって、死ぬよ。』って言われましたから。」
「そんなこと言われたのかい。それは大袈裟だけど、僕も医者としてそういうふうに言った方がいいのかなぁ、でもそれは絶対じゃないから、僕にはやっぱり無理だわ。」
「あと、健康診断で体重見るなり、『あー、太り過ぎだね。』とも言われた。無茶苦茶悔しくて、絶対痩せてやるって思いました。」
「そうか、やっぱ意地も大事だよね。」
「本当にそう思います。」
体重は食習慣で決まります。そして、その食習慣を変えることが本当に難しいので、薬物治療の助けをかりるのは一つの良い方法かと思います。
この方は強い動機づけのあと、食事制限も本当に頑張っていて、半年でほぼ目標に達成できました。やっぱり決意は行動を変えるためには必要なんですね。
私は怒ったり脅したりすることは、自分の体験上やらないのですが(きちんと説明すれば、ほとんどの人にはわかってもらえると思っているので)、医師の言葉によって強い動機づけが起こるのもまた確かなことです。
本当にコミュニケーションは難しいですね。
この方の場合、これから薬をやめるという出口に向かって、一緒にいろいろと考えていくことになりますが、コミュニケーションがうまく取れているので、工夫をしながらでもいつか良い着地になるのではと、とても期待しています。

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ど根性カエル(本人) (水曜日, 27 5月 2026 18:56)
本当に今の時代にはそぐわない笑「ど根性」ですね。工藤Dr.は本当に楽しいです。「死にますよ」宣告のDr.は目を見て話さず、PCだけを見ての診察でした。診察に感情が無かったから信頼もできなかったかな、と思います。これからは身体を大事に、引き続きよろしくお願いします!
院長です (木曜日, 28 5月 2026 08:37)
コメントありがとうございました。
楽しいでいただけているようで良かったです。どんなことでもそうですが、やっぱり楽しいのは大切ですよね。
どういうように肥満治療の出口を迎えるか、色々な時に頭をよぎっています。
今考えているのは、以前の生活との違いにフォーカスすることでしょうか。
1)基本の食事パターンが全く変わっている。
2)マンジャロを使っている。
この二つなので、それぞれをどのように終われたら良いのかを考えましょう。
私としては、2)について、
Aパターン 薬の量を減らして毎週打つ。
Bパターン 薬の量は変えず、隔週で打つ。
このどちらがより良いかの意見を聞かせて欲しいと思っています。
これは次回の診察の時に相談しましょう。