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最近の薬って本当に出来がいいんだよね


70代女性、心臓の筋肉の病気で、一時は心不全の状態でしたが、今は薬がよく効いて、とっても元気でお暮らしです。
「何か、相談したいことありますか?」
「実は心臓専門の病院で、北大に行って検査をするように勧められているんですよ。どうしようかと思って。」
「そうなんだね。」
専門病院で渡された説明の書類を見てみると、心臓の筋肉の問題によって、心臓の一番奥と出口で100くらいの圧力の差が出ていて、それを新しい薬物、カテーテル、手術のどれかによって治療しようと書いてありました。
「そうなんだね、今は薬の治療もできるようになってるんだ。」
「そうみたい、あっちの先生はその薬で治療をしたい気持ちが山々みたいです。」
「ははは、そうなんだね。それは嫌なのかい?」
「そういうわけじゃないけど、今は全然元気だし、このままでも良いかと思って。」
「そうだね、やっぱり自分がしっくりくるのが一番なんだと思うよ。でもさ、最近の薬って本当に出来がいいんだよね。」
「そうなんですか?」
「うん、あなたがのんでいる薬、基本は4種類の心臓の薬なんだけど、最近、その薬の組み合わせが見つかったのさ。その薬のおかげで随分と心臓が助けられているのよ。今は全然大丈夫でしょ?」
「はい、だから、、」
「うん、その気持ちはよくわかるけど、心臓の中で圧力の差がある場合には、ある程度急に状態が悪くなることもあるのよ。今、薬に助けられて上手く行っている流れからいくと、まずは薬物治療について、よく話を聞いてみたらどうかと思うよ。話を聞いて、いまいちと思ったら、やめたらいいんだよ。カテーテルや手術なら、途中で引き返せないけど、薬物なら、基本いつでも中止できるしね。」
「そうですね。それではそうしようと思います。」
現状に大きな不満や問題がない場合に、新しい治療に踏み出すのはなかなか難しいことだと思います。
ただ、この方のように、病態によっては早めの手当が好ましい場合もあります。
でも、やっぱり決心するって難しいですね。