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気にならなくなりました


70代男性、不整脈にて通院中です。発作性心房細動のために2度カテーテル治療を受けています。前回は、不整脈がかなり気になって辛いとのことで、不整脈用の薬を増やしてからの受診でした。
「どうですか、不整脈はまだありますか?」
「はい、まだ残っています。」
「どんな不整脈なのかな?心房細動みたいですか?」
「いや、脈が飛ぶ感じの不整脈です。」
「それでは心房細動ではないようですね、その不整脈は、薬を増やして効果はあるようですか?」
「はい、少なくなりましたし、気にならなくなりました。」
「それはよかった、脈が抜けるタイプの不整脈の場合は、気にならなくなるのがゴールなので何よりです。ただ、心房細動の再発の場合には、また違った対応が必要になるので、言ってくださいね。」
「はい、わかりました。」
不整脈の症状で一番多いのは、「脈が飛ぶ感じ」、「抜ける感じ」だと思います。これらの症状は期外収縮(心室性と心房性があります)と言って、基本無害な不整脈です。
私が循環器医になりたての頃は、この不整脈が直接突然死につながるのではないかという仮説の元、積極的に治療をしていました。
ただ、その仮説は根本から間違っていることがわかり(心臓病の種類によっては治療した方がかえって悪いことがわかって)、現在はなるべく治療をしないように治療方針が変わっています。ですから、この方のように控えめの治療で「気にならなくすること」が治療の目標になると考えています。
皆様、いつもブログを読んでいただいて誠にありがとうございます。
当院はGWの休みに伴い、ブログもお休みをいただきます(患者さんと話さないと、ブログに書く内容もありません)。再開は5月7日以降となりますので、よろしくお願いいたします。
皆様もよいGWをお過ごしください。