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もう二度と納豆の顔を見たくなくなりました


60代女性、健康診断の結果、コレステロールが高いとのことでの相談です。
「コレステロールが高いって言われていて、色々がんばってるんです。去年は毎日納豆を食べ続けて、ずいぶんとコレステロールが下がったんですけど、もう二度と納豆の顔を見たくなくなりました。」
「あら、ずいぶんとがんばったんですね。それで?」
「今年は、毎日20分ずつ歩き続けてみましたが、それでこの値になりました。」
数値を見ると、LDLコレステロールで168のようでした。
「まず、コレステロールが高いことで何か症状ありますか?」
「別にないんです。」
「そうですよね、コレステロールは心臓病、狭心症や心筋梗塞のリスクになるので、まずはあなたのリスクを計算してみましょう。」
「お願いします。」
心臓病の病歴が無い方なので、年齢、性別、喫煙の有無、血圧、糖尿病の有無、コレステロール値を入れると、アプリがリスクを計算してくれます。
「あなたの狭心症や心筋梗塞の発症リスクは、10年間で3%、中程度のリスクとなりました、どう思いますか?」
「よくわからないです。」
「うん、そうかもしれないですね。10年間で見ると、100人のうち3人は発症するけど、97人は大丈夫。少なくともすごく危険な状態ではないようです。どうしましょうかね。」
「困りました。先生に決めてもらっていいですか?」
「うんそれじゃあ、もう納豆作戦は無理でしょうし、20分ずつ歩いてみて、この数字なので、一度薬をのんでみてはどうでしょうか。そうしたら薬をのむ治療法がどういうものか、ご自分でよくわかるように思うんです。」
「なるほど、それは良さそうですね。」
生活習慣病の治療にはいろいろな方法がありますが、その効果とご自分にとってどれほどの効果があるかは様々だと思います。
まず数値を良くして、リスクを下げることは必須ですが、その治療法が続けられるかどうかも同じくらい大切だと思います。