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体重増えているんですけど


50代男性、糖尿病でインスリン治療をしています。今日のHbA1cは7.5%、前回より0.1%改善していました。
「そうですね、0.1%良くなっていますよ。低血糖は大丈夫でしたか?」
「はい、低血糖はなかったです。」
「そうすると、インスリン治療をしているわけだから、コントロールとしてはベストではないけど、まあまあ良いところかと思いますよ。」
「そうですか、体重増えてるんですけど。」
「そうですね、2kg増えましたね。今の肥満指数BMIを計算すると、23.7なので、まだ、太り過ぎってわけではなさそうです。」
「そうですか。」
「インスリン治療しているというところから考えてみたいのですが、インスリンは膵臓から出るホルモンで、食べたもの特に炭水化物を貯蔵して、体重を増やして血糖を下げる働きがあります。」
「そうなんですね。」
「なので、糖尿病の一番重症な状態、インスリンが全然足りなくなっている場合には、HbA1cはどんどん上がって、体重がどんどん減っていくんです。」
「そうなんですね。」
「なので、あなたの場合には、食べたものをしっかり体重にできているわけですから、インスリンの注射量はちょうどいいのだと思います。あとは、食べるのを減らすか、運動を増やすってことになるかな。」
「それなら、これからゴルフも始まるから大丈夫かな。」
糖尿病の治療を考える時にまず中心となるのは、自分の膵臓が十分にインスリンを作れているかどうかになります。
血液検査でそれを調べることもできますが、単純に考えて体重が増えている時には、インスリンも十分に出ていて、なおかつ食べ過ぎているということになりますね。
この体重とHbA1cの関係に注目すると、ご自分の病態が理解しやすくなると思います。