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夜が楽になりました


70代男性、糖尿病で治療中です。HbA1cの悪化があって、SGLT2阻害薬(糖分を尿で出してくれる薬)を
つかって、改善していたのですが、頻尿があるとのことで薬を変えてから2回目の受診です。
「いいですね。今回も6.8%ですから、糖分を尿で出してくれる薬はいらないようですよ。」
「よかったです。薬が変わって夜が楽になりました。1回しか起きない日もあります。」
「いいな、私より少ないよ。」
「ははは。」
「そうですね、あの薬はとっても良い薬で、糖尿病の人もそうですが、心臓病や腎臓病の人の
運命を変えた薬なんです。なので、もしあなたが心臓や腎臓を特に気をつけて守らないといけないなら、
夜の尿は我慢してもらわないといけないのですが、全然そんな心配はいらないのでこのまま行きましょう。」
「本当に良かったです。」
薬物療法の進歩は本当に目覚ましいものがあります。今まではなかなか治療が難しかった病態も、
ずいぶんとコントロールができるようになりました。
ただ、すべてが好ましい方向に変わるわけではなく、ある程度の不都合は我慢していただかなくては
いけないこともあります。
薬をのんでいて起こっていることは、のんでいる人にしかわからないことが多いと思います。
ですから、まずは今困っていることを、こちらに率直にお伝えしていただくことから始めることが
必要だと思っています。