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イマイチだね


50代女性、高脂血症にて治療中です。
前回の受診時に採血をして、今日は結果を確認することからはじめました。
「前回の採血の結果では、LDLコレステロールが166でした。」
「あ、そうだったんですね。」
「うん、治療を始める前の値は191だったから、下がってはいるんですけど、イマイチだね。」
「そうですね、なんかモヤモヤします。」
「うん、せっかく薬をのんでいるんだったら、バシッと120くらいまでに下げよう。」
「はい。」
「実は今のんでもらっていた薬は、一番最初に出てきた、主流のコレステロール治療薬で、一番歴史があるんだけど、効果はそれほど強くないんだよね。だから、薬の種類を変えたら、もっと下がると思いますよ。」
「はい、よろしくお願いします。」
40年ほど前にスタチン系というコレステロールの薬が発売されて、以後はコレステロールの治療は激変しています。私は薬剤の発売以前のことも知っているので、その時の治療の困難さを考えると、本当に昔日の思いがします。
今後も新たな薬剤の発売もあるようですが、基本は検査の数字を見ながら、動脈硬化疾患のリスクをコントロールするのに変わりは無いと思います。
コレステロールという物質は、私たち動物の細胞の骨格をつくる大切な物質なので、残念なことに、食事や運動の効果は限られていることがわかっています。一方、薬剤は本当に優れているので、くれぐれも食事や運動療法だけに頼らないでいただきたいと思っています。