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気が変わったら教えて下さいね


60代男性、発作性心房細動にて治療中です。しばらく発作なく経過しています。
「どうですか、発作はありましたか?」
「しばらく全然ありません。どうでしょう、薬はやめられないでしょうか?」
「なるほど、じゃあもう一度過去のデータを見直してみますね。」
発作時の心電図を確認すると、心房細動の発作時には、脈拍数が1分間に140回くらいまで上昇するようです。
「そうですね、発作時の心拍数は140まで上がるようですね。今の治療は、発作そのものを防止する薬と、もし発作になっても、脈拍がそれほど早くならないようにする、2種類の薬になっています。」
「そうなんですね。」
「薬をやめるとどうなるかは、やめてみないとわからないですが、心房細動そのものは、すぐに命に関わる不整脈ではないので、一旦薬を中止してみて、発作が起こるかどうかをチェックするのもありだと思います。」
「はい。」
「また、今はカテーテル治療で初回の成功率も80%くらいにはなっていますので、発作がまた起こるようなら、カテーテル治療という選択肢もありますよ。」
「そうですか、やはり今まで通りが良さそうですね。」
「わかりました、私はそれで全然大丈夫だと思います。もし気が変わったら教えてくださいね。」
病気の診断がつくと、その時点で治療法が決まります。その治療で完全に治って、もう治療をしなくても良くなる場合もありますが、しばらく治療を続けなければいけない病気も多くあります。
また、診断がついた時点とは、治療法が大きく変わっている場合も、それほど珍しくはありません。今の治療がが上手く行っていても、それに縛られる必要は無いし、逆に新しい治療に、すぐに飛びつかなければいけないことも無いと思います。
私はいつも、皆さんの状況に合わせて、できるだけ柔軟に治療法の選択肢が提示出来るような準備をしておきたいと思っています。