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足が少し腫れているようです


60代男性、高血圧と高脂血症で通院中です。自宅の血圧も良好なようです。
「何か相談したいことありますか?」
「実は、右の足が腫れているんです。」
「それではまず診せていただきましょうか。」
足を確認すると、膝からの静脈が拡張していて、目立つようになっていました。足の太さは左右の差はありません。
「この部分ですね、何か痛みとかありますか?」
「いいえ、何も。」
「これは静脈が拡張しているんです。静脈瘤と呼ばれます。拡張しているのは、心臓への帰り道のどこかが通り辛くなっていて、いわば渋滞している状態ですね。」
「そうなんですね。それで大丈夫なんですか?」
「はい、動脈を通じて足に流れてくる血液は、静脈を流れて心臓に戻っていきます。静脈の流れが悪くなると困る訳なんですが、今腫れている静脈は、細い道なんですよ。その辺の市道レベル以下かな。大切な道は筋肉の中を通っていて、それが渋滞になると困るのですが、そうなると膝から下全体が腫れてきます。」
「そうなんですか。」
「あなたの場合は、足の左右差もないし、むくみもないし、本当に小さな道の通行止めくらいに考えて大丈夫ですよ。痛みとか何か症状が出てくるようなら、教えてくださいね。」
「はい、わかりました。」
下肢の静脈瘤は目立ちますし、ともかく血管の病気となると心配にもなるかと思います。ただ、静脈が腫れているだけで、むくみや下肢全体が腫れている場合を除けば、それほど心配な病態でないことも多いです。
まずは医師に診せて、どんな病態なのか、しっかり評価してもらいましょう。