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素質があるということですね


70代女性、高血圧で治療中でした。今年の2月の健康診断で、HbA1cが6.5%となり、半年後の先月に再検査すると、6.8%と上昇していました。
「今日のHbA1cは6.1%でしたよ。特に何も薬を使わないで、随分と良くなっていましたね。」
「そうですか、別に何もしていなかったんですけど。」
「そうですか?でも、体重はちゃんと200g減っていますよ。」
「はい、一応お菓子は食べないようにしていました。」
「そこなんですよ、やっぱり気をつけて、何かを変えていかないと良くならないものなんです。」
「そうなんですか。」
「はい、これからは時々採血をしてチェックする程度の管理でいいと思います。でも、生まれ変わったわけではないので、あんまりめちゃくちゃな生活をすると、どんどん悪くなってしまうと思いますよ。」
「はい、わかりました。素質があるということですね。」
そうなんですね、やはり糖尿病として発症してしまう方は、それなりの体質(素質)を持っているということになります。
ただ、気をつけて何かを変えると、それだけで随分と良くなる方が多いです。あれもこれもと初めから完璧な生活を目指すのは、正しい道かもしれませんが、あまりに険しいことも多いので、できることから、少しでもいいので、何か生活スタイルを変えてみましょう。