休むと良くなります

40代女性、高血圧にて治療中です。消化器内科の胃カメラで逆流性食道炎と診断されていて、前回は時々みぞおちが痛くなることがあるとのことでした。

「それから痛みはどうですか。」

「そうですね、時々痛くなります。でも休むと良くなるんです。」

「ん！？そうなんですか。ちょっと詳しく話を聞かせてください。」

「はい、わかりました。」

いろいろ話を聞いていくと、痛みは空腹と関係していることが多く、運動などとは関連していないようでした。

「そうなんですね、それなら逆流性食道炎の症状で間違いないと思いますよ。」

「何か心配なことあるんですか？」

「うん、心臓の痛みがみぞおちに出てくることがあるのよ。そうすると正しい診断が遅くなることがあります。でも今回は運動とは全然関係していないので、大丈夫だと思うよ。」

病気を考える時に、どういうことで症状が悪化し、またどのように改善するかをしっかり見極めることが大切です。

今回は、休むと良くなるという心臓疾患によく見られる改善の仕方でしたが、そもそもの起こり方が違うので心臓疾患とは考えずに良さそうでした。