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いつまで薬のまないといけないの?


70代の女性。1年ほど前の初診でした。今まで続けていた糖尿病と高血圧の治療を中断していたけど、やっぱり心配になったとのことで来院となりました。
初診時の血圧170/90、HbA1c11.6%とちょっと驚くほど悪い値でした。幸いなことに合併症もなくお元気で、それからはまじめに通院してくれて、今回の血圧128/68、HbA1c6.8%とどちらのコントロールも良好になりました。
患者さんから
「いつまで、薬をのまないといけないの?ずっとのまないといけないのよねえ。」
とのご質問。
「今は1年前からみて、とってもコントロールが良くなったいるんだけど、別に生まれ変わったわけじゃないでしょ?薬をのまなくなると、また元に戻ると思うよ。」
「そうなの。」
「今の数値を薬無しでやろうと思うと、むちゃくちゃ大変よ。薬の力を借りて、楽しく暮らしていた方が良くない?この数値をキープしてたら基本85歳までは元気でいけると思うよ。」
「85歳、結構長いね。」
生活習慣病の治療は長丁場になるので、モチベーションを維持するのは大変です。特に薬を「何のためにのんでいるのか?」については、しっかりと納得出来るようにお伝えしたいと思っています。