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大学病院からうちに来て貧血の治療をすることになった


60歳代の女性の初診患者。大学病院に慢性関節リウマチで治療を受けていて、貧血があるから近くの病院で診てもらってと受診。診療情報提供書(いわゆるお手紙)はありません。
ん?大学病院には内科もあるし、そっちじゃダメなの?と思いましたが、とりあえず診察。
「パターンとしては、鉄が足りない貧血のようですね。ただ、慢性関節リウマチのような病気で貧血が起こることもありますし、またリウマチの薬のせいで貧血が起こることもあるんですよ。」と説明してご帰宅いただいた。
結果を見ると、血液の中の鉄分が足りない事が分かり、鉄剤を飲んで反応を見ることになりました。
どうなんでしょう。何も情報なしでどこか近くの内科に行きなさいってのは、ちょっと冷たすぎませんかね。そもそも貧血の原因は、大学病院の採血に鉄の項目を追加すればすぐにわかったことだと思う。
貧血を良くしてから、嫌味たっぷりなお手紙を作ってやろうかと思いましたが、誰も幸せにはならないのでやめておきます。