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下りのパットを外した気分です


50代男性糖尿病で治療中です。治療開始の頃はコントロールがあまり良くなかったのですが、最近は良いコントロールが続いていました。
「今日のHbA1cは7.1%でした。ちょっと悪くなりましたね。」
「ショックです!下りのパットを外した気分。随分オーバーしたからスリーパットになりそうです。」
「ん!?どういうことですか。」
「ちゃんとやってきたから、今回は絶対に良くなると思ってたんです。」
「そうなんですね、難しいですよね。」
「はい、そう思います。」
「でもあなたのように、気持ちが生き生き動く人は、大丈夫ですよ。次のホールでがんばってください。」
かれは、ゴルフの腕前が半端なく凄いようです。残念な気持ちの表現が、とっても彼らしく、素晴らしいと思いました。
糖尿病の治療成績で一喜一憂することについて、私はとても大切なことだと思っています。
良い成績だったら、少し油断してもいいです。でも悪い成績だったら、そこからまた少し頑張ってもらいたい。決してそこで諦めたりしてほしくないんです。糖尿病は、しっかりやれば良くなる病気ですから。
コントロール不良が続いている人には、どうでも良くなってしまって、気持ちが動かなくなってしまっている人が、かなりの比率で含まれているように感じています。